豊かな自然にあふれる奈良県五條市。

その五條市で自然と向き合い、アウトドアアクティビティを通して五條市の自然の魅力を伝える人がいます。

奈良県五條市の自然への熱い想いをもとに、観光客や地域の方々が五條市の四季を楽しめるよう、オールシーズンアウトドアアクティビティを提供されている、エバーグリーン(株式会社二升五合)の代表取締役、廣末優さん(以下、「廣末さん」)にお話をお伺いしました。

奈良県五條市でアウトドアツアーの企画・運営を行うエバーグリーン

ーーはじめに、業種や事業内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

廣末さん:ざっくりいうとサービス業で、仕事的にわかりやすく言うとアウトドアツアーの企画、運営になりますね。

ーーサービスとして提供されているのがアクティビティということですが。

廣末さん:そうですね。具体的にいうとラフティング、キャニオニング、パックラフト、スノーシューイング、トレッキング、ツリーイングですね。

ーー起業のきっかけや現在に至るまでの経緯についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

廣末さん:起業してから20年になります。創業前は個人でカヤックとかはしていたのですが、商業ベースでラフティングだ、何だっていうのはしていませんでした。あと元々、滋賀県の瀬田川で他の会社のガイドという形でアクティビティの運営を行っていました。

でも、そこの会社が「閉める!解散!」ってなって、「おっ、解散すか?」と思って。

解散したことをきっかけに、地元が奈良なので「奈良で起業してやってみようか…」と。それで、どうなるかはわからないけど起業するに至りました。

当時、奈良県でラフティングを商業ベースで行っている人は誰もいなくて、それが起業するに至った理由の1つともなっています。

最初はキャンプ場の隣で運営していたのですが、現在の場所(=奈良県五條市三在町)に一昨年越してきました。

ーー起業されたのはおいくつの時ですか?

廣末さん:30歳から31歳くらいですね。

ーーそれで奈良県五條市で始められて、そこからは順調に?

廣末さん:いや、色々ありましたよ…。紀伊半島大水害の年なんかは「もう無理ちゃうん」と思いましたし…。

ーーあの大塔村が…

廣末さん:飛んだ時です。10年くらい前ですかね?あの時は本当にとんでもない損害でしたね。ツアーがすべて飛んでいったんで。

ーーそれはすでに予定していたツアーですか?

廣末さん:完全予約制なんで予約が入ってる状態にもかかわらずですね。

ーーそれは川の状態が良くなかったからですか?

廣末さん:まず道の状態もそうですし、川の増水もそうですし。その当時、キャニオニングが流行ってたんですけど、ちょっとワーキャーしに行く感じではなくて…。今だったらもしかすると「いや、川上村さん頑張りましょうよ!お客さん連れてきて、観光事業も通常通りやりましょうよ!」って言えるんですけど。

地域の方々と関係性がちゃんと築けていれば言えますけど、10年くらい前の僕の立場ではまだまだ認知度も低くてそんなことをお伝えできる状況でもなく、大塔村の方も大変でってなるとなかなか…。

ーー理解してもらえるかどうかが難しいところですよね。

廣末さん:難しいですね。当時は香芝市に住んでいたこともあって、やっぱり奈良県五條市に来ててもよそ者扱いでしたね。

ーーそうですよね。

豊かな自然を活かしたアクティビティを奈良県五條市などで展開

先程、奈良県五條市に来られてというお話でしたが、奈良県五條市を選ばれたのはどのような理由でですか?

廣末さん:それはもう吉野川があるからです。この流域があるっていう事ですね。カヤックがよく下っているところなので、ラフティングもできる場所だと思って始めました。今行っている区間なんですけど、そこがあるからですね。

ーーそれは吉野川のどこからどこですか?

廣末さん:大淀町の佐名伝という所から、一番長かったら栄山寺橋の所ですね。

ーーえーっ!けっこうな距離ですね!

廣末さん:それが基本、昔からカヤックが流れていた所なんです。まず上流に行ってボートを置いて、上流のスタート地点か下流のゴール地点に行って着替えて、そして一台の車に全部入れ替えて、上流に行ってボートに乗って川を下って行って、ゴール地点に車で回収しに行くという流れです。

ーーそうなんですね。先ほど、現在運営されているアクティビティの中でも、ラフティングとかは聞いたことがありますが、全く知らないものもありますが…

廣末さん:そうですね。パックラフトもまだ言葉的には珍しいと言えば珍しいですね。

ーーパックラフトとラフティングの違いは何ですか?

廣末さん:1人乗りか8人乗りかの違いですね。パックラフトが1人乗りで、ラフティングが8人乗りです。

ーーラフティングのシーズンはオールシーズンですか?

廣末さん:パックラフトとラフティングは3月中旬から11月頃まで行っていて。ただ、パックラフトは個人で行うからリピーターさんがいらっしゃって、冬でもあったりするんです。

ーー冬でも?

廣末さん:こないだも12月にしてました。

ーー寒いですよね?

廣末さん:手は冷たいですね。例えば今日くらい風が無くて天気がよかったら、全然こげます。キャニオニングは逆に真夏でないと、沢に行くので。沢は水温がそもそも15度以下なので、冬の時期に近づこうものなら半端ない冷たさです。上の方では凍っている可能性もあるので、10月上旬か9月くらいまでですね。

ーーアクティビティを行う場所はそれぞれ決まっていますか?

廣末さん:ラフティングとパックラフトは五條市で、キャニオニングは川上村、スノーシューは東吉野村か御杖村です。

ーースノーシューは山に行くんですよね?

廣末さん:スノーシューは、山に行きます。道路が走れるという事と、標高が1300mくらいまでなので、一応初めての方でもなんとか行けるくらいの場所ですね。そこからさらに高い所の1800mクラスがあるんですけど、500m上がるだけですっごい大変なんです。

ーーこれを履いて歩くんですよね?

廣末さん:これがスノーシューですね。西洋かんじきとも言ったりします。

ーースノーシューを足にはめて歩くんですか?大変じゃないですか?

廣末さん:めっちゃしんどいですけど、逆に何もなしで歩くじゃないですか。壺足っていってここまで沈むんです。

ーー壺足の方がしんどいですか?

廣末さん:壺足だったら、足が埋まった分だけ足を雪上まで上げて進まないといけないけど、スノーシューだったら沈み込みがマシなんです。例えばめちゃくちゃパウダースノーだったら、壺足だと雪が圧縮されて足がほぼ埋まってしまうけど、スノーシューだったら面積が広がるから体重が分散して浮いた形になって、雪がふわふわでも半分しか埋まらないので歩きやすいです。

ーースノーシューは、スキー板とスノーボードの板との中間くらいですか?

廣末さん:わかりやすくいうとバックカントリー(※)ってあるじゃないですか。

(※バックカントリースキー=スキー場などのようにレジャー用に整備された区域ではなく、自然の山でスキーをすること。リフトのない山を登って、スキーで滑り降りるため、体力が必要となる。昔は、山スキー・山岳スキー・スキー登山などと呼ばれていた。)

スキー板を背負って深雪の中をわっせわっせと登る時用に使ったり、散歩したりするときに使う道具なんです。

奈良県外からも!子供から大人まで、幅広い世代が楽しめるアクティビティを提供

ーーフェイスブックを拝見しましたが、小さなお子様もアクティビティをしに来られてますよね?主にどんな方が利用されていますか?

廣末さん:基本的には下は4歳から、上は決めてないですけど、健康でアクティビティが出来る方ならどなたでも。あとはファミリー層が真夏に多くて。その次に9月頃になると学生さんとかが多いですね。

だから年齢の幅があります。ファミリーだったら下は子供から来られますし、上はおじいちゃんに近い方も来られます。そのツアーの種類によって興味の対象が変わるので、いろんな方がいらっしゃいます。

ーー県内問わず県外の方も来られますか?

廣末さん:大阪、兵庫、その次に奈良が多いですね。

ーー私も奈良県内に住んでいますけど、奈良県内のアウトドアアクティビティを目にすることはあっても体験はないですね。近すぎて、レジャー感がないというか…。

廣末さん:旅行感が無いんですよね。だから大阪、兵庫の方は旅行感が出ますよね。移動に1時間以上かけて、「間に合うんやろか…」って。僕らが逆に兵庫県にレジャーに行く時は大体2時間くらいかかるので、そうなると日帰りの旅行感はでますね。

ーー今、旅行感という表現が出ましたが「暮らす宿」「朝日館」といった宿泊施設とも提携されてるんですよね?

廣末さん:それは遠方の川上村にキャニオニングに行く時だけですかね。せっかく川上村に行ってもらっているので、川上村のお付き合いのある旅館を紹介させてもらっています。キャニオニングして疲れたままでも帰れない事はないんですけど、両方とも知っているので、紹介させてもらってますね。

ーーお宿の雰囲気もよさそうですね!

廣末さん:そうなんです。朝日館は僕らも泊まりに行ったことがあって、名物の”ゆずの羊羹”があって、寒い時期(10月から翌年5月連休まで)しか食べれないんですけど、それが大好きなんです。

きっとあなたもリピーターに!エバーグリーンではイベントも開催!

ーーイベントも開催されてるんですね!

廣末さん:いろんなイベントをやってるんですけど、最近のメインはエクスペディションツアーって言って「遠征」っていう意味なんですけど、それをパックラフトで行っています。告知をフェイスブックとインスタグラムでしているのですが、リピーターの方がよく来てくれます。あとは、五條と川上村のクリーンリバーですね。

ーー感謝祭もされていますが。

廣末さん:感謝祭っていっても何てことないんです。単に仲の良いリピーターさんとBBQするのですが、最近はなかなか都合が合わず…。打ち上げですね。(笑)

part2では今後の展望についてインタビュー。ぜひご一読ください!

奈良県五條市のエバーグリーン(株式会社二升五合)の代表取締役、廣末優さんにインタビューさせていただきました。

part1ではエバーグリーン(株式会社二升五合)の歴史や事業内容などについてお伺いしました。

次回part2では、エバーグリーン(株式会社二升五合)が取り組まれている環境教育や今後の展望についてお話しいただいております。

ぜひpar2もご一読下さい。

五條の自然を知り尽くした株式会社二升五合の廣末氏が移住を決意した五條の魅力とは

会社名 株式会社二升五合
事業内容

・エバーグリーンのアウトドアアクティビティの企画・運営
・環境教育プログラムの提案・企画・運営
・アウトドア用品の販売

住所 〒637-0028
奈良県五條市久留野町700
電話番号 0747−23−0620
メールアドレス otegami@evaguri.com
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