【奈良県五條市出身の偉人】日本の歴史を支えた男「木村篤太郎」とは
皆様は、奈良県五條市出身の偉人「木村篤太郎」をご存じでしょうか。
木村篤太郎は吉田内閣の際に、多くの役職を務めた偉人です。
今回は、そんな木村篤太郎について、そして木村篤太郎の生家である「まちや館」についてご紹介をしていきますね。
日本の歴史に名を刻んだ奈良県出身の偉人・木村篤太郎とは?
木村篤太郎は明治19年、奈良県南部の緑豊かな五條市に生まれました。
奈良県五條市の中学校、鹿児島県の旧制第七高等学校造士館を卒業後、東京帝国大学(現東京大学)法学部に入学。
東京帝国大学法学部英法科を卒業し弁護士となリました。
その後、奈良県から参議院議員として2度の当選を果たし政治家として活躍し、木村篤太郎は、数々の役職を歴任しました。
また、法律家、政治家としてだけでなく武道家としても功績を残しました。
木村篤太郎の経歴について
まずは、日本の歴史に残る功績を収めた木村篤太郎の活躍について書いていきますね。
- 弁護士としての木村篤太郎の経歴
- 政治家としての木村篤太郎の経歴
- 政治家として引退した後も日本のために尽力した木村篤太郎
弁護士としての木村篤太郎の経歴
帝国大学卒業後は、弁護士として従事し、その間に帝国弁護士会理事長、検事総長、第一弁護士会会長を歴任しました。
政治家としての木村篤太郎の経歴
奈良県から参議院議員、検事総長を経て吉田茂内閣に入閣。
その後、司法大臣、法務総裁、行政管理庁長官、法務大臣、保安庁長官、防衛庁長官、歴任し法案も成立させたのです。
初代法務大臣、初代保安庁長官、初代防衛庁長官と3つの初代に就任。
司法大臣としては、日本国憲法の署名にも名を連ねました。
また、保安庁長官時代には、警察予備隊の発足に尽力、初代保安庁長官として現在の自衛隊の創設に力を注ぎました。
政治家として引退した後も日本のために尽力した木村篤太郎
政治家として長く日本の国を引率した木村篤太郎。
引退後は自由民主党の院外団「自由民主党同志会」の会長に就任しました。
木村篤太郎が文章に残した「浪人訓」は今も自由民主党同志会の標語とされています。
97歳の生涯を終えるまでその任務を果たし、歴史に名を刻む偉人となったのです。
多くの功績を後世に残した木村篤太郎
このように、の本のために尽力したことが木村篤太郎の経歴からわかるかと思います。
そんな、木村篤太郎の功績についてもあわせてご紹介していきますね。
武道家としての功績について
高校生の時に剣道を始め、稽古に励みました。
文武両道という言葉の通り、木村篤太郎自身もまさに、法律家、政治家としてだけでなく剣道の歴史にも大きく貢献しています。
戦後は剣道の組織的活動を禁止されいましたが、剣道復興に尽力し初代全日本剣道連盟会長となリました。
木村篤太郎の偉業をたたえて、奈良県芳徳寺正木坂剣道禅道場に木村篤太郎翁像が建立されています。
木村篤太郎は、「一源三流」(※1)という言葉を好んで使い、今も多くの道場でこの言葉が掲げられています。
(※1)「一源三流」とは、一源、一つの源とは、「誠」。誠の心から三流。三つの流れ「血」「汗」「涙」があるとする言葉。
栄典受賞も歴史に残す偉業
国家や社会への長年の功労、または社会の各分野での優れた行いに対し、国から個人が表彰される制度により表彰されました。
旧憲法下では、従四位、その後、勲一等瑞宝章、勲一等旭日大綬章、正三位と歴史に残る受賞をしました。
当時の暮らしを今に残す。木村篤太郎の生家「まちや館」とは
奈良県五條市新町には、明治、昭和に日本の歴史上活躍した木村篤太郎の生家が「まちや館」として、当時の姿で残されています。
この「まちや館」は、建物自体を展示物とし、江戸時代の暮らしの様子を学べる施設です。
また、「まちや館」には木村篤太郎の勉強部屋や彼が愛用した遺品が展示されています。
ぜひ気になる方は「まちや館」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
住所 | 奈良県五條市本町2丁目6番6号 |
お問い合わせ | 0747-23-2203 |
入館料 | 無料 |
休館日 | 毎週 月曜日(月曜日が祝日の場合は次の平日) 年末年始(12月25日~1月5日) |
アクセス | 鉄道・バス JR和歌山線五条駅から 徒歩約14分 JR和歌山線大和二見駅から 徒歩約13分 |
奈良県の歴史を更に魅力的にした偉人のひとり、木村篤太郎!
今回は、奈良県出身の偉人・木村篤太郎についてご紹介をしました。
木村篤太郎は数々の功績を後世に残しました。
木村篤太郎について更に知りたい方は、ぜひ「まちや館」を訪れてみてはいかがでしょうか。
「まちや館」では、「木村篤太郎」を紹介するコーナーがあり、篤太郎ゆかりの貴重な資料が数多く展示されています。
下記の五條市サイトより「まちや館」についてご紹介をしておりますので、詳細をご覧ください。
また、奈良県五條市の歴史探索をしてみたい方は、歴史的な街並みが残る奈良県五條市の「五條新町」を訪れてみてはいかかでしょうか?